2010年01月22日

人民裁判

原田師の工場では作業員から文員(スタッフ職員)に昇格する制度がある.
定期的な昇格試験の他にも欠員による社内公募も行われる.

この選考試験には社内の業務マニュアルの中から試験問題が出題される.
従って昇格試験を受けようとするものは事前にその業務マニュアルを熟知しなければならない.
業務マニュアルは全ての職員に公開されている(外部の人間も閲覧することが可能だ)受験者は自由に業務マニュアルを自習することができる.

普通はその職位についてから,部門における基礎教育を受けることになるが,原田師の工場では職位に就く前に,その部門の基礎的な業務を自習済みとなる.

昇格試験合格者は「人民裁判」を受けることになる.
全社の管理職の前で,面接試験を受けることを「人民裁判」を呼んでいる.
全社の管理職が陪審員となり,質問をして昇格にふさわしいかどうか評価をする.

中国の組織は縦型組織の場合が多く,その職員は自部署の上位者の言うことしか聞かないことが多い.従って自部署の上司と他部署の上司で評価が大きく異なることもままある.

自分の上司しか見ずに,組織の階段を上ろうという心がけの職員は全体的に見れば不要な人材だ.

このような人材を排除するために,「人民裁判」という制度が機能することになる.


posted by 林@クオリティマインド at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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