専門家として一つの仕事しかできない人間になるなということだ.
原田師は積極的にジョブローテーションを行い,複数の仕事を覚えるように仕向けている.
運転手や通訳も例外ではない.
天虎電子時代の社長秘書であった,戴さんには秘書業務だけではなく,会計の知識を教えている.彼女は後に転職をして,格力集団の会社で総経理にまでなっている.
人の能力は無限だ.それに制限をかけているのは自分自身であったり,上司だ.
自分自身でこの程度だと満足したり,諦めてしまえば成長はそこで止まる.
目先の仕事の効率を優先し,優秀な部下を囲い込んでしまえば,部下の成長はそこで止まる.優秀な部下ほど外に出し,新しい経験を積ませ成長させなければならない.
指導者たるもの部下の成長意欲を刺激し,常に成長のチャンスを与え続けなければならない.
これが原田師が言われる「専門性の排除」の本当の意味である.
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