「原田式経営のポイント」をご紹介する.
経営の基本はレンズ遊びと一緒
「レンズ遊び」とは,虫眼鏡を使って太陽光線で紙を焦がす,子供のころやったあの遊びである.
この比喩は,経営者が太陽であり,虫眼鏡が中間管理職だ.
経営者の思いを,中間管理職が一人ひとりの従業員の心に焦点を当てて届ける.これによって従業員のやる気を燃え上がらせる.
経営者が,太陽のように尊敬される人格を持ち従業員から慕われる.そして従業員に対して「希望」という光を与える.
これを中間管理職が増幅して一人ひとりの従業員に伝える.
100人未満の組織であれば,経営者が直接従業員一人ひとりに語り掛けることができるだろう.しかし数百人規模の組織であれば,一人ひとりの名前を覚えるのですら難しい.そこでまずは中間管理職を鍛え上げ,彼らが一人ひとりの従業員にモチベーションを与えられるようにする.
こういう考えが,「経営の基本はレンズ遊びと一緒」という言葉の意味だ.