2010年02月02日

【原田式経営のポイント】製造業を体得した経営者は万能且つ最強?

原田師が我々後進のために残してくれた講演録の中から,
「原田式経営のポイント」をご紹介する.

製造業を体得した経営者は万能且つ最強?

原田師を始め我々製造業に携わる者の勝手な見方かもしれない.そんな訳で最後にクエスチョンマークが振られているのかも知れない.

製造業以外の方からは反論があるかもしれないが,私には真理と思える.

製造業で当たり前のように行われている「5S」「4M変動管理」「5ゲン主義」「チーム改善活動」などは,製造業以外にも適用は可能だし,成果を上げることができる.

製造業で必死に磨いてきた「品質」はどの業界にも通用する概念のはずだ.

元々「品質」という言葉は「Quality」の訳語として定着した.
この「品物の質」を連想する「品質」という言葉が,製造業専用の言葉のように受け取られてしまったのではないだろうか.
戦後,日本の品質の恩人・デミング博士が日本に「統計的品質管理」を教えた.この時も品質管理を学んだのは製造業ばかりであった.

これは「品質」という訳語の弊害だったように思う.
「Quality」という言葉には「品」という概念はない.1980年にデミング博士を再評価した米国では,製造業にかかわらずあらゆる産業が彼の教えを取り入れた.

品質だけではなく,生産性についても「TPS(トヨタ生産システム)」に代表されるように,製造業での取り組みのほうが何歩もリードしていた.
そんな訳で「製造業を体得した経営者は万能且つ最強?」と言えるのではないだろうか.



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posted by 林@クオリティマインド at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営のポイント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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