「原田式組織運営のポイント」をご紹介する.
組織は自分を信頼してくれる人々で構成
原田師はSOLID社の再建を手がけたときに,まず従業員の整理をしている.当時1500人いた従業員を900人まで減らした.
全従業員に経営方針を示し,付いて来れる人だけを残した.
そして経営幹部はすべて退職させている.
今までのやり方で経営がうまく行かなかったわけだから,経営幹部はすべて辞めさせた.
残った人達は,原田師の経営方針を受け入れ,彼を信頼できる人たちである.こういう人達で改革を進めれば,なんら抵抗もなく改革が進む.
きわめて短期間の内に,一度も利益を出したことがなく,倒産寸前だった会社を優良企業にした秘密がここにある.
自分を信頼できない人間を残しても,双方にとって不幸になるだけである.
自分を信頼できる人間で組織を固める.
そして部下を信頼(信じて頼る)するのではなく信用(信じて用いる)することにより,部下の力を引き出し,結果として強い組織を作り出したのだ.
