2010年02月06日

記録する文化

「原田則夫指導語録」の校正作業がほぼ完了した.

残念ながら,冊子の制作を委託した会社が春節休みに入ってしまい,作業は中断中だ.休み明け早々には手作りのサンプル第2版が出来上がり,3月早々には手元に完成した「原田則夫指導語録」が手に入るだろう.

冊子の制作会社は非常に熱心に校正作業をしてくれている.
先日も担当者から電話が入り,記事内容に矛盾があるが,記事を修正しようか,と問い合わせが有った.
記事は電子データで入稿してあり,彼らにしてみればデータのとおりであれば,責任を果たしたことになる.しかし校正中に記事内容に矛盾を感じ,報告を入れてくれた.これには非常に感動した.
彼らもまた「原田則夫指導語録」の読者として,内容まで吟味して作業をしてくれているようだ.


さてその「原田指導語録」であるが,以前ご紹介したように,これは原田師の秘書を勤めた職員2代にわたり残した原田師の指導の記録である.

原田師の工場にはこの様に記録を残す文化が有る.
上司が指示をしなくても,職員が自発的に記録を残そうとする.それはまず第一に,自分自身の学びを記録することが目的である.そしてそれを,同僚・後輩とシェアするために記録を残すのである.

こんなエピソードもある.
ある日中国でもトップクラスの企業幹部がSOLID社を見学に来た.
董事長を初めとする経営トップが会議室に招き入れられ,まずSOLID社の若い人事部長が開口一番こう言った.
「皆さん,今日は遊びに来たのですか?それとも仕事ですか?」
一流企業の経営トップに対し,臆せずこう切り出したのである.
「皆さんの中に,手帳もノートも持たずに来られている方が有ります.遊びならそれでも良いかもしれませんが,仕事ならば今日見学したことをきちんと記録し,御社の役に立ててください」
こういうことを若い部長がさらりと言うのである.

また羅国兵さんという部長さんは,SOLID社を退職する時に,2001年7月1日から2009年7月28日までの朝会や会議での記録を自分のノートから,一冊のファイルにまとめて残した.8年余りの会議議事録がびっしりとA4紙に記録されている.羅さんは8年前は作業者だった.原田師がSOLIDに着任して以来,ずっと記録を取り続けたのだ.


職員がみな学んだことを記録し,他の人とシェアしようとする.
文化というよりは,文化を支える土壌というべきかも知れない.こういう文化・土壌が職員を育てる文化の礎になっている.


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posted by 林@クオリティマインド at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 原田語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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