作業者,技術者,管理者がお互いのココロを合わせて仕事をしよう,という意味だ.これをただ単にお題目のように唱えても,従業員のココロはひとつにはならない.
技術部の職場には,「心連心」の文字が大きく背中に入ったチョッキがある.技術者は,時間が空いたときにこれを着て生産現場に行くことになっている.
作業者だろうが,現場の監督者であろうが,このチョッキを着ている者を見たらいつでも話しかけ,相談をして良いことになっている.
この様にして,技術者は作業現場から直接作業者の声を聞く.
ただ声を聞くだけではない.作業現場の問題を改善しなければならない.それを毎日の日報に書くのだ.
技術部の管理者は毎日,部下たちの改善報告を読み,毎週優秀技術者を選定発表する.
つまり「心連心」活動に真剣に取り組んでいない者は,日報が書けない.技術者たちは,日報を書くために作業現場に出かけ,改善できることを探すことになる.
この様な仕組みと仕掛けを作っておくことにより,現場の改善が進むことになる.
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