人に何かを教える場合は次のステップが必要と,私は考えている.
- 教わる人の心の準備をする.なぜ学ばなければならないか,学んだ結果どうなるかを分かりやすく言って聞かせる.学ぶ環境を整える.気が散らない場所,教材の準備など.
- 全体の説明をする.
- やって見せる.
- 説明しながらやって見せる.
- 相手にやらせてみる
- 相手に説明しながらやらせてみる.
- 一人で何度もやらせて,毎回同じようにできることを確認する.
- きちんとできたら褒める.
山本五十六の「やってみせ.言って聞かせて,させてみて.誉めてやらねば人は動かじ」だけでは,教わる側の心の準備が足りない.
実はこれが一番重要であったりする.
学ぶ意欲の無い者に,何かを教えようとするのは大変難しい.
最後の褒めるは,意外とできていないことが多い.
以下の山本五十六の言葉は,人を育てるべき指導者の心得として,心にとどめておくべきであろう.
「動育実」の三方の真理
「やってみせ。言って聞かせて、させてみて。誉めてやらねば人は動かじ」
「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」
「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
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