2010年05月01日

説得力を高める感動力

あとで読む以前リーダに必要な能力として「叱る力」を考えてみた.
今回ははリーダに必要な能力「説得力」を高める「感動力」を考えてみたい.

感動力というのは、部下を説得・納得させる時や,部下のココロをつかみ引っ張って行く時に重要な力だ.同じ話をするのでも,聞く人に感動を与える話が出来れば,相手のココロに伝わる力が増す.

まず話のツカミとして,感動のエピソードを話す.そしてその後にこちらが伝えたいことをそのエピソードから抽出すれば良いのだ.

例えば人を助ける,という話をする時にこんなエピソードを枕にする.

妊娠している奥さんが定期健診に行く日に,勤務があり付き添ってやれない警察官がいた.彼はその日の朝出勤する時に「今日一日いいことがあるように,おまじないをかけてやる」といって奥さんを抱きしめてやる.

奥さんは病院に行くために外出するが,その日一日本当に良いことばかりが起こる.バスに乗ったら,車掌が座っている乗客を立たせて座らせてくれた.
一人で診察の順番待ちをしていたら,通りかかった看護婦が順番待ちの列の先頭に並ばせてくれた.そして席を譲った人も,順番待ちをしていた人たちも,笑顔で快く譲ってくれたのだ.

仕事が終わって帰宅したご主人に,一日の出来事を話すと彼は笑顔で「おまじないが効いた様だね」といって彼女の背中から,朝抱きしめた時にそっと貼った紙をとって見せた.その貼り紙にはこう書かれていた.

「私は警察官をしており仕事で妻に付き添ってやれません.どうか妻を助けて やってください」



こういうエピソードで感動したココロには,素直に相手の言うことが染込んで来るだろう.

感動力を磨くのは簡単だ.たくさん本を読んで感動する話をメモすれば良いだけだ.

若い中国人に仕事をする意味と意義を教えたい時には,こんな本が役に立つ.

私が一番受けたいココロの授業―人生が変わる奇跡の60分

「私が一番受けたいココロの授業 人生が変わる奇跡の60分」


著者の比田井和孝先生は,地方都市の専門学校で就職指導をしておられる.
彼もまた感動力の持ち主であり,感動力で若い学生さんに働く意義と喜びを
教えておられる.

比田井先生の新著も要チェックだ.

私が一番受けたいココロの授業 講演編 与える者は、与えられる―。

「私が一番受けたいココロの授業 講演編 与える者は、与えられる」


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posted by 林@クオリティマインド at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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