2010年04月07日

原田氏の従業員への期待

あとで読む原田師の指導語録を読み続けている.
第88章「失敗の中に成功のチャンスあり」を読んで感動した.

原田師の元秘書・李艶は青島にある大手有名企業に転職している.
彼女が転職してまもなく,転職先の総経理が,SOLID社に工場見学をさせてくれと言って来ている.原田師はこれを断っているのだ.

原田師は自分の工場には一切秘密はないと,連日のように工場見学を受け入れていた.しかしこのときは断っているのだ.

原田師曰く
元秘書が転職して2ヶ月もしない内に,SOLIDを見学させてくれと言って来ているという事は,彼女がSOLIDはすばらしいとは言えても,向こうの工場の問題点を整理できていないからだ.
きちんと自分で問題点を把握して改善してみて,それでもうまく行かないのならばSOLIDに見に来ても良い.しかし何もしないで,ただ見に来るだけでは何の役にもたたない.
と叱っているのだ.


ここだけを読むと,普通の話のように聞こえるが元秘書・李艶は作業者から社長秘書に登用されたまだ20代の女性なのだ.たぶん田舎の高校しか卒業していないであろう.

その彼女に,転職先の超一流大企業を動かせ,改善せよと言っているのだ.原田師は,彼女に自分でそれが出来るように教え込んでおり,彼女が出来ると信じている.
だから帰ってくるなと,叱れるのだ.



原田式経営哲学勉強会では,こういうエピソードを聞いて感心するだけではなく,自分の組織経営にどうしたら活用できるかを,お互いに議論し勉強する会にしたいと願っている.


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posted by 林@クオリティマインド at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 原田語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

ついに完成!原田則夫指導語録

原田師の現場での指導を秘書が二代に渡って記録したのが「原田則夫指導語録」です.
予定より2日遅れで完成しました.

この指導語録は,原田師がどんな題材でどんな風に部下を指導していたのか知る良い教材になると思っています.

サンプル本をいろいろな人に見せて分かったのですが,いろいろな活用の仕方がありそうです.

  • 装丁デザイン会社の営業マン(中国人)
    製本を頼んだ会社の人達は,原稿に間違いが無いか一字一句確認してくれました.文字だけではなく内容もしっかり読んだようで,私に会社に来て研修をしてくれと依頼してきました.


  • 飲食店の老板(中国人)
    上記の装丁デザイン会社の人たちと同じく,原田師をまったく知りません.しかもこの人は中卒です.普段本など読んだことが無いと豪語していました.サンプル本を見せてみたら,なんと丸一日かけて読破しました.
    本をこんなに一生懸命読んだのは初めてだそうです.何度も読み返したいから1冊譲ってくれと懇願されました.


  • 社員研修コンサルタント(中国人)
    目次をじっくり読んで,これはすごく良いケーススタディの材料になる.と絶賛してくれました.彼にも出来上がったらすぐ1冊持ってきて欲しいと頼まれています.


  • 製造業経営者(日本人)
    一目見るなり,日本語に翻訳する協力を約束していただきました.その場で日本語が出来る幹部社員を集め,手分けをして翻訳を開始していただいています.


  • 製造業工場長(日本人)
    内容を聞いただけで,すぐに中国人幹部に見せて意見を聞いておられました.サンプルなので置いて帰れないと申し上げたら名残惜しそうに見ておられました.


  • 商社営業職(日本人)
    まだサンプルもお見せしていないのに,ブログをご覧になってメールをいただきました.ご自分のために1冊と,お知り合いの中国人経営者のために数冊ご要求をいただきました.この方は日本在住なので,次回私が帰国する際にお持ちすることをお約束しました.


多くの方にこの「原田則夫指導語録」を読んでいただきたいと思っています.しかしどうやって配布したらよいか分かりません(苦笑)

メール送信ご興味がある方はぜひ右のアイコンをクリックしてメールをお送り下さい.


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posted by 林@クオリティマインド at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 原田語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月26日

原田語録(目次4)

原田語録の目次その4


原田語録・目次5



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posted by 林@クオリティマインド at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 原田語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする